毛衣一族の日記 犬とキャンカー等様々に


犬、アウトドア、旅行、キャンピングカー TOM200・・・
日々をきままに綴っていきます

お伊勢さまに行くよ~♬ ③

外宮を後にして、今度は山道を進んでいきます

結構カーブが続きますが、伊豆の峠ほどではありませんし
道路幅も広いので運転はさほど厳しくない道です
少し紅葉が始まっていました


伊勢市街地から清流に沿った山道を20分ほどはしると

目的地は天岩戸です


ここからは幹線道路から細い枝道に入っていきます

車で二の鳥居をくぐります
鳥居のたもとには狛犬がおり、鳥居の先には石灯篭が続きます
似ているわけではないのですが
独特の雰囲気でアニメの「千と千尋」を思い出してしまった・・・

神路ダムを左に見ながら進みます
対向車が来ないといいな~って感じの道
道がダムから離れるとすぐに駐車場に到着

20台くらい駐車できるでしょうか?
こちらに駐車して歩いていきます(鞍馬はお留守番)
トム・クルーズ号の奥がトイレになります

案内看板で道を確認して・・・

駐車場から参道に入ります
道路が苔むしています
誰もおらずしーーーーん


もうすぐ夕方のせいか周りはすでに日が陰り
鳥の声すらしません

空気がピンっと張りつめていて
神様の領域にいるのだという緊張感がハンパありません


キレイな清流の流れる急な坂道を登っていくと
坂の先に小さい橋と滝、小さなお社が見えてきました

近づいてみると滝は修行に使われているようです
滝の上に登っていくと

右側には更衣室(滝の修行の方が使う?)のある小屋
正面にはこんこんと水が湧きだす噴出穴

恵利原の水穴というそうです
名水100選にも選ばれる名水とか
天照大神様がお隠れになった天岩戸がこことも伝えられています
それにしてもすごい量の水が噴き出してる


手ですくって飲んでみたところ
柔らかくて甘く美味し~い
手持ちのペットボトルに少しいただきます


更衣室のあった小屋の奥、恵利原の水穴の右隣には小さなお社

こちらをお参りして戻ろうかと思いましたが
駐車場にあった地図によると・・・さらに奥にも「天岩戸」があるらしいので
まだ夕闇までは時間がありそうなので向かってみることに


相変わらず人気のない状態、濃い空気の中で少し心細いですが

この山道を登っていくことにしました
人の手がかなりはいっているので大丈夫・・・かな?

途中まではこのように道が整備されていて、かなりキツいですが
こうなるだろうとスニーカーで来ていたので大丈夫っっ

せ・・・整備がだんだん心細い感じに
う~ん、マズいかも~
地図には徒歩10分と書いてあったけど・・・もう10分歩いたかも


途中で分かれ道
左に行けば猿田彦神社、まっすぐは天岩戸と
K1に尋ねると「天岩戸だけで十分」と即答
まっすぐ進むことにしました


携帯はいつの間にか圏外
道はどんどん細く、山道はうっそうとしてきます


歩きながら
「狸に化かされてるかも」
「昔の人は狸に化かされて道に迷ったんだよね~」
息を切らしながら話す私にコメントもまばらなK1

そのうち、道といえなくなってしまった・・・・


途中獣の気配がしたので熊かと思って身構えたら
大きな雌鹿
三重県は結構熊の被害が出ているから不安~っっ

って思っていたらいきなり到着・・・・・
中央より少し右の穴が天岩戸・・・らしい
そしてこのあたりいったいが神話にでてくる高天原らしい


人がひとり小さく身をかがめてやっと入れるくらいの大きさの穴
奥はどこまで続いているのでしょう?
「天の風穴」と言われてもいるそう
穴の前には少し平な部分があったけど
天照大神がお隠れになった時に穴の前で神様たちが舞いを舞ったりした
と言われるほどの広さは・・・ないね・・・


神様は大きさも自由自在だろうし
長い年月で広い広場があったのがなくなったのかもしれないし
なんて適当な理由を想像


熊も怖いので急いで元の道を戻ろうとしたら
K1が「車の音がするよ」と
耳を澄ますと斜め上の斜面の木立のほうから車の走行音
見るとさっきまで圏外だった携帯もちゃんと電波が入ってる
確認すると道路はさっき通ってきた枝道に入る前の幹線道路らしい
なんだか急に現実に引き戻された気分


山奥の天岩戸は
すぐそばに幹線道路の通っている山だった
・・・・う~ん


なんだかね~って言いながら来た道をどんどん戻ります
今度は熊の方が心配
神話の魔法が切れてしまったね~


行きにはなんだか神々しかった山や森が
帰りはなんだか普通の山や森に見えて親近感がわいてくるから
思い込みっていやはや・・・(笑)


車に戻り、人気のない山で鞍馬をたっぷり走らせて
今日の観光は終了です
宿営地へGO~!!


つづきます
K2でした

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