毛衣一族の日記 犬とキャンカー等様々に


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アトピっ子鞍馬の減感治療⑰ 第二クール終了とお別れ

今日はアレルミューンの治療経過とオマケの話です
写真はありません


昨年から始めてアレルミューンの減感治療
第一クール   1週間おき✕6回
第二クール   1か月おき✖10回
昨年の11月に治療を開始しました


昨年初夏の換毛期で鞍馬は膿皮症だらけで毛はハゲハゲ、湿疹だらけ
その時に「アポキル」というとてもよく効く薬を使い始めました
ところがこの「アボキル」は長く服用すると免疫機能を低下させる
免疫機能が落ちると体内の変異した細胞「がん」を駆逐できなくなる
そう、がんになりやすいかもしれない・・・と~っても怖い薬です
それでも仕方なく怖いアボキルで抑えながら湿疹と対決


でも・・・このまま副作用に怯えながらアボキルを生涯のみ続けるのか?
他の方法はないのか???


前犬のクルーは最後は遺伝性のがんでした
鞍馬の血の半分は同じ遺伝性のがんが多いゴールデンレトリバー
この薬は今は鞍馬を快適に生活させてくれても
いずれは鞍馬の命を削ってしまうかもしれません


そんな不安を抱えながら悩んだ末
担当獣医さんの勧めもあり
新しい治療法であるアレルミューンの治療を開始しました
注射は1回1万円強(鞍馬は大型犬なので薬液が多い)と我が家の財布には痛い
ちなみにアポキルも半月分で1万円弱の高いお薬
どちらにしても財布には超痛い
どうせ痛いならと鞍馬の体に良い方に賭けることにしました
(入っていてよかった7割の犬保険)


週1回の第一クールの中盤は強烈な副反応
ひどい下痢でしかも血便
食欲はなくなり胃液を嘔吐すれば胃壁からも出血
もともと消化器系の弱い鞍馬は徹底的に消化器に副反応


・・・治療断念???


治療を打診してくれた担当獣医さんは
副反応で取り返しがつかなくなるかもと治療の中止を匂わせてきました


でも「がん」になる可能性が高まる薬を生涯飲むのは・・・
先代クルーのがんで終えた短い生涯と別れを考えると迷う
でも、でもその治療が命取りになってしまったら元も子もなくなる
迷う、迷う、迷う・・・


そんな時、担当獣医さんがちょうど不在でY先生に見ていただきました
Y先生は勉強熱心なのですぐに対応策を調べてくれて
「副反応に対応する薬を飲みながらも治療が続けられます
 せっかくここまで頑張ったのだから続けてみますか?」
悩んでいる我が家にアドバイスをしてくれました


その後は副反応を抑える薬
抗生物質、解熱鎮痛剤、胃壁等の保護の薬、下痢止め、整腸剤、etc・・
注射の後の数日は様子をみながら山のような薬を飲みながらの治療
第一クールも終盤には山のような薬は
接種から2日服用するだけで乗り切れるようになりました


その後、年明けからは第二クールに突入、月1回の治療へ
季節は厳冬期・・・寒いし乾燥しているので菌の繁殖も控えめ
鞍馬は膿皮症なんてウソのような日々
こんなに良くなるんだ~っっっ!
早春の換毛期も湿疹しらず(@_@)
本当に感激の毎日
痒くて掻きすぎて象のように灰色になった皮膚はピンクに戻り
ハゲハゲだった毛はキレイに生えそろいました


第二クールに入ると注射後の過激な副反応はなくなり
午前中に接種を受けると午後からぐったりするものの
翌日にはケロッとしている・・・耐性ができたようです


ところが6月下旬ころから膿皮症がぽつぽつ・・・
アレルミューンで抑えられるのは全てのアレルゲンではない
膿皮症の原因は様々なので高温多湿のこの時期に
アレルミューンでは抑えられない菌が活発に悪さをし始めたのだろう
とY先生の見解


昨年から見れば状態は比較にならないくらい良いのだけれど
 ・排尿する部分のまわり
 ・前足の付け根(脇の下)
 ・耳の中
ここに膿皮症が出てきて痒がるようになり
チョット油断していたらそこを舐める口元にも膿皮症・・・
局地的にぐじゅぐじゅになってしまいました
エリアは極端に狭いのですが・・・( ;∀;)


あわてて病院でアボキルを処方してもらい
1週間は毎日2回、残りの1週間は毎日1回
アポキルを服用すると湿疹はウソのように消える
耳の中もキレイに湿疹が消える・・・
アレルミューンの治療のせいかアボキルの効き目は早いし
一度消失するとしばらくは膿皮症は抑えられていました


今年は最初の膿皮症フィーバーは6月下旬
さらに、8月上旬
その後、9月下旬(今)
1か月半ごとにポツポツと膿皮症がやってきている


その都度アボキルを2週間飲んで
シャンプーの頻度を多くして被毛の菌を減らして
昨年からみれば嘘みたいに軽い症状で過ごせ
薬の量もだいぶ少なくて済みました


さらに新しい治療法ができるまでは
注射の効果が消えないように持続しながら
アボキルを控えめに使って湿疹をコントロールしていくしかありません


で、とうとう今日で第二クールが終了です
「ここからの治療方針は・・・実はありません!」
とY先生から


新しい薬なので人間の臨床結果はあるけれど犬のは確率されていないらしい( ;∀;)
ここからの治療はあくまで任意でチャレンジ(笑)


治療をした人の中にはここで終了する人もいる
この後も1年に1回の人もいる
この後は1年に1回と決めていても夏場の雑菌繁殖期に慌ててくる人もいる
わが家は来年は半年に1回にしてみようってことにしました


うれしい第二クール終了でしたが
悲しお別れもありました


担当だったY先生
勉強熱心な先生は大学の研究室に採用され病院を退職する
今日は最後の出勤日でした( ;∀;)


信頼できるセンセイだったのに本当に残念
でも・・・先生はずっと研究したくて
働きながらも自費で大学に通って勉強していて念願の復帰
「採用おめでとう」ってお祝いして送り出すしかありません
ああ、H先生に続いて我が家のワンズ・ドクターが・・・( ;∀;)


実はY先生は私の通う「魔法の整体」の患者さん
私が紹介した♪♪♪
魔法の整体で体の調子がと~っても良くなったから
また大学で頑張ろうっって思ったんだとか
そっか・・・私の紹介の整体で・・ね・・・・
嬉しいやら、悲しいやらフクザツ( ;∀;)


Y先生・・・遠くに転居されるらしいけれど
整体にはこれからも数十キロの道のりを通いたいとのこと
整体繋がりでいければいいなぁ~


ああ゛~先生・・・いなくなったら寂しいよぉぉお
でも先生、心機一転っ頑張れっっ!!!


K2でした

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