涙の別れの後はあっという間に帰路につく・・・・はずが

走り出して20ｍもしないうちに
こまちちゃん、う〇ちタ～イム！
しかも！タレたらすぐに喰ら～うっっ！！

「こまちがう〇ちを食べてる～っっっっ」
「車止めて～っっっ」
私の絶叫が響いたのは言うまでもありません

口の周りにう〇ちを付けた嬉しそうな子犬を抱えう〇ちの処理
「なんで子犬を引き取りたいって思ったんだろう？」
「鞍馬がいるだけで十分だったのに・・・」
思わず愚痴が出てしまうＫ１

その直後・・・
天井のないケージから恐るべき身体能力でケージを飛び出しそうになり
高速に入る前にケージに天井をつける作業
三匹も子犬を迎えるとヒモやらガムテープやら道具を持参
用意周到です

チャチャっとケージを改造し１０時過ぎにようやく高速に乗って出発です
これから復路、700㎞超の強行軍の再開！！

さようなら香川県～
ぜったいに、また来るからね～
うどん食べ歩きしに来るからね～
心残りＭａｘのまま高速道路にイン・・・

こまちは最初の10分ほど断末魔のような雄たけびをあげていましたが
すぐにあきらめたのか帰宅するまで二度と大騒ぎはしませんでした
トイレタイムから出発の際に鼻鳴きする程度
かなりお利巧さんタイプかも

車は四国を抜け鳴門大橋に
今度は私がスマホを構えるも潮目が合わずおだやかな海面
う～ん残念！

大きな淡路島を抜け、明石海峡大橋を渡り本州に戻ります
本州に戻る前に交代し運転は私
そのあたりから豪雨
カンカン照りよりはこまちには良いけど、ちょっと降りすぎデス

ナビを見ると神戸～大阪間に見慣れる表示
「冠水？？」
冠水している高速道路なんて想像もつかず
往路と同じ新名神を通れば良いのにナビの通りに中国道方面へ

神戸を過ぎたあたりで冠水の洗礼を受けます
冠水区間にさしかかると路面全体が数センチの冠水状態
なぜかどの車も一列で走行車線を走る
誰も追い越し車線を走らない

嫌な予感がして皆様と同じ通りに走っていると
対向車が3～４メートルの水しぶきを上げながらやってくる
・・・っっっ！！！！
カーテンのような水しぶきを受けると全く何も見えなくなる
洗車機のほうがまだ見えるくらい
路面も前の車も一切見えない視界ゼロの高速道路
60キロで走っているのでブレーキをかけると追突されるため
ブレーキをかけるわけにもいかず
何度も何度も対向車が来るたびに恐怖
前の車が急停止していませんようにと車間を開けて視界が開けるまで恐怖に耐える
冠水・・・・恐るべし・・・・
二度と冠水の表示の区画には入らんと決意した恐怖体験でした

その後、Ｋ１に運転を交代してもらいましが
断続的に静岡まで豪雨
私の冠水区間から見たらちょろいもんですが
雨の運転は本当に疲れます
職業ドライバーさんって毎日大変だなぁ～

お昼は途中のＳＡでおにぎりを購入し交代で食事
トイレ休憩＆ストレッチ＆こまちの給水・トイレシート交換を繰り返し
東へ東へ・・・・

こまちは静かにひたすら我慢していました
賢いなぁ～

夜９時前にようやく自宅に到着
帰路も約10時間かかりました
帰路は昼食タイムを取りませんでしたので往路より時間がかかりました
帰りは豪雨だったからなぁ

帰宅するとすぐにこまちは食事
鞍馬とはケージ越しの挨拶だけにしました
長旅なので朝から何も食べていなかったこまちは必死の形相
お腹すいたのも我慢してたんだね・・・
ニンゲンもヘトヘトなので食事と風呂を済ましてすぐに就寝です

部屋の電気を消し毛衣ん家のニンゲンがそれぞれの部屋に入ると
お約束の子犬の泣きじゃくりタイム
断末魔のような大声は今までで最強かも(笑)
しかし、子犬も三代目ともなるとニンゲン側も慣れたもの
「すぐに鳴き止むから」
と布団の中でしばらく耐えます

・・・が突然ドカ～ンという大きな音
慌ててリビングに駆け込むと
嬉しそうな子犬がリビングを走り回り大興奮でお出迎え～

そう・・・恐るべき身体能力のこまちは
大きなケージをよじ登り乗り越え落下
下にあった金属製の屑籠を倒して盛大な音を出したようです

これをよじ登り乗り越える・・・こまちはサル？？

疲れて横になったばかりですが
さらに電気ドリルを持ち出して大工仕事
端材のベニヤで応急処置の天井づくり
深夜なのでカットもできずサイズが合わないままとりあえず取り付け
屋根のついたケージなら出れないでしょう～

その後、気分がリセットされたこまちの断末魔が
再び繰り返されたのは言うまでもありませんが
疲れたこまちは10分もしないうちに寝入ったようで静かに
朝まで静かに寝てくれました

こまち我が家へようこそ！
これからよろしくね～！
Ｋ２でした