毛衣一族の日記 犬とキャンカー等様々に


犬、アウトドア、旅行、キャンピングカー TOM200・・・
日々をきままに綴っていきます

育犬ノイローゼになった母

手付金を払い、犬を迎えることになった毛衣一家。
とりあえず、犬を迎える準備です。
フードに食器、リードにトイレ用品までは順調。
困ったのは犬小屋。
どこまででかくなるのかわからないバーニーズの子犬。
ゲージはどのサイズを購入すればよいのかがわかりません。
外で飼うつもりだから、屋内のゲージはとりえあずだし。


仕方ないので、ベビーベットのリサイクル品を購入。
底板のネジがなくなってるという商品で、破格の700円。
底板は取り外し、外側のフェンスのみを使用することにしました。


平成20年2月のある夜、クルーは我が家の家族になりました。
家までの30分間を小さい箱に入れられ、一声も発さず連れて来られた子犬。
見知らぬ家で、見知らぬ人々の歓声を浴び、箱から出されたクルーは
一目散に家具の下へ駆け込み、おびえた表情で家族をうかがっていました。
子供たちは、テレビで見るように、すぐに尻尾を振って
顔をなめまわす「かわいい子犬」を想像していたのに、がっかり。
ここで、意外と臆病で神経質なバーニーズの一面を発見しました。

目が光ってます~


しかし、やっぱり子犬。
3日もすると家に慣れ、5日もすると家族に慣れてきました。
当時小6、小4、小1の子供たちも、
一緒に遊んでくれるようになったクルーは可愛くてたまらない。
大人がストップをかけるまで、かわるがわる遊んであげます。
すると、クルーはベビーベットの即席ゲージから出たくてたまらない。


ある日を境に、ゲージに入れて外出したはずの犬が
帰宅すると、家の中を自由に走り回ってる。
なぜ???
即席とはいえ、ゲージは破壊されていないし、あいた様子もない。
子供たちが子犬と遊び、扉を閉め忘れてでかけていると思い、
子供たちに注意していたのです。


しかし、ついに発見、忍法すりぬけの術。
大柄な子犬と思っていたが、それはモッサな毛皮だけ。
意外と小柄なやせた子犬のクルーは、かなり強引にゲージの枠をすり抜けていた。
必死の形相で、頭を枠の間に押し込み、ぐいぐいと力いっぱい。
そのうち、スポンと頭が抜ければ、あとは楽勝~。


ベビーベッドのサークルの内側に、ダイソーの網を貼り付け、脱走対策。
翌日は、それを根性で乗り越え、
網のないゲージ上部にのぼり、またまた脱走。
また対策すると、四隅の網のすき間を見つけては脱走。
しばらくはいたちごっこが続きました。


その頃の私の犬育ての悩みその①、う○こ犬。
どうしても毎日お留守番が長くなるので、ゲージの中でう○こをします。
トイレの場所は、家に迎えた日から、教えもしないのにちゃんとできましたが、
してしまったう○こには無頓着。
家族が帰宅すると、うれしさのあまりゲージの中を走り回るので
一瞬でかわいい子犬はう○こ犬に変身!!
うれしさのあまり走り回り、座り、ジャンプするので、
足も尻尾もお尻もう○こまみれで触ることもできません。
冬だし、子犬だし、風呂に入れることもできず
帰宅すると、すべての家事の前に「う○こまみれ犬」の全身清拭が日課でした。


悩みの②は必殺「アン、アン」攻撃。
家にお迎えしたときは、「なんて静かな犬なんだろう」と感動
バーニーズっておとなしい!と感動したのですが、
まったくの大違い・・・・猫をかぶっておとなしくしていただけ・・・
家に慣れてしまったとたんに家に人がいる限り、クルー自身が寝ていない限り
四六時中「アン!アン!」と鳴き続けます。
ここから出せっ! 遊んでくれ! 腹減った! 暇だ!
しまいには、寝ぐずりまで・・・。
まるで泣き続ける人間の赤ん坊とまったく変わりません。


「アン!アン!アン!アン!アン!アン!アン!アン!アン!アン!アン!アン!」
人間の食事の支度、子供の宿題の確認、風呂洗い、洗濯、掃除・・・
やることは山ほどあるのに、忙しいのに、ずっとずっと・・・・
私は犬を迎えて10日で育犬ノイローゼに。
こうやって成犬になっても鳴き続けるのでは近所迷惑で飼いきれない・・・
飼って間もない今のうちに、新しい飼い主を探そうかと迷っいました。
後にも先にも、真剣に「飼えないかも」と思ったのはこの時期だけでした。


クルーは一週間で1キロづつ、目覚しい勢いで成長していきました。
家に来て一ヵ月後には、5キロだった子犬は10キロに。


バスで塾通いをしていた子供たちを、夜、バス停に迎えに行くときは、
予防接種がすんでいないクルーは散歩ができないので
コートの中に抱っこし、襟ぐちから顔を出してバスを待つのが日課に。


でも、家に来て1ヶ月をすぎる頃には、
すでに抱っこはできない状態に成長してしまいました。


当時の遊びは、クルー用の湯たんぽの空袋を子供たちが引きずり
家中を走り回り、クルーがもぎ取るという鬼ごっこ。
最初は座卓の下をすり抜け、走る子供に追いついていましたが
一ヶ月もしないうちに、成長するクルーが座卓の下に飛び込むと
「ごん、がん、ごんっ」頭が座卓の裏面に激突・・・
目をシパシパさせ、座卓の近道はできなくなりました。


予防接種も終わり「アンっアンっ」の声が「ウォン!ウォン!」に変わる頃
ベビーベッドの枠からはどうやっても脱出できない体格になったクルーは
初めての春がやってきて、いよいよお散歩デビューです。


ちなみに、こちらが子犬が入ってきた箱と、現在のばぁちゃん。
こんな小さい箱に入ってきたんだね~


今日はここまで、K2でした。

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