クルーが幼犬だったころには知らなかった世界
世間にはあまりなかったのではないのでしょうか？

獣医さんから速くから他の犬との付き合いをさせた方が良い
とのアドバイスがあり
あわよくばゴールデンウィークの預かりができればと
しつけ教室、トリミング、犬の保育園、ペットホテルを併設する
近所の「今時」の施設にお試し参加してみました

ここで世の中の「小型犬」の圧倒的な世界の配置図を
知ることになった毛衣ん家です

まず、申し込み時点での失敗
主催者側に犬のサイズを申告しませんでした
・・・・あちらから聞かれなかったということもありますが

その状態で参加したところ
参加したワンコ達は全て小型犬または超小型犬
しかも、犬が嫌い
または大きな犬に襲われて(ぶつかられて)犬が嫌いななった犬ばかり

他犬に慣れさせたいという我が家と
仔犬のうちに精神的にダメージがあり
他犬を拒絶してしまった若犬達とのリハビリの場
という食い違った関係図となっていたようで
はっきり言って場違い感がありありの状態でした

そんな中、ハピーでハイパーな鞍馬ちゃんは
ずば抜けた体格、まだ生後２か月ちょっとの幼すぎる頭のまま
パピーパーティの中を嬉しくて嬉しくて切れ走りしまくります

他の犬(他の犬が嫌いな)たちは鞍馬から逃げるし
鞍馬も嫌われているのはわかっているようで
特に接触はしないのですが
近づくだけで他の犬たちは怯えるので
鞍馬は悪魔の化身のようでした

施設側の主催者は
「こんな制御の効かない大型犬が多いから、小型犬が迷惑をしている」
「こんな呼び戻しもロクにできない犬が多いから迷惑」
(鞍馬はまだ家に来て２週間、やっと最低限のルールを覚え始めたトコ)
「大型犬は小型犬に敬意をもって接するしつけをされさてなければならないが
こんな(鞍馬)のように野放しだから小型犬が傷つくのだ」
と言われっぱなし状態
まるで針のムシロ

いたたまれなくなって「帰ります」と言うと
「帰る必要はありませんし、この犬の制御を学ぶ必要があります」
と言われ引き留められるものの
具体的な指導もないし、こういうのが悪い、ここが悪いといわれるばかり
大型犬の飼い主の代表してつるし上げを喰らっている状態
ただ、ただ「こういう犬が迷惑なんだよね～」と

３０分後、鞍馬もはじめての外、初めての他犬だから
そろそろ疲れたと思うので・・・とおそるおそる申し出たところ
「しょうがないなぁ～」
という感じで開放していただきました

鞍馬は楽しかったようですが
一緒にいた私もＫ１もＫ４も、本当に厳しい３０分でした

パピーバーティというから
仔犬どうし、犬嫌いにならないよう接触しましょう♪
という集まりかと思いましたが
集まっていたのはすでに何等かの理由で犬が嫌いになってしまった犬達
そしてそれをどうにかして犬好きにしたい飼い主たちでした

私は犬嫌いであれはそれはその個性で良いと思います
人間だって人と接触を持ちたくない人もいますし
わが家の子供たちも他の子とワチャワチャ団子になって過ごすのは
みんな苦手な子供ばかりですし

もちろん、パピーバーティに参加していた飼い主さんたちみたいに
同年代の子供達とわちゃわちゃして育つ子供であってほしいと
願ってはいましたが・・・・
わが家の子供達はそういうのは嫌いなタイプでした

思えば私も主人もそういう人間関係とは真逆の育ち方だったので
子供たちが苦手でも仕方ないモンだと思います

だから犬だって、犬づきあいが苦手だってそれも個性
犬づきあいが嫌いなクルーでした
挨拶こそはうまくできるけどそれ以上の付き合いは迷惑なようで
しつこい犬にはよく唸って意思表示していたクルーです

他の犬とワチャワチャ遊べなくても
クルーはわが家の一員としては最高のワンコです
それで十分かなと思います

まあ、鞍馬はどんな犬になるか想像はつきませんが
来週には三回目のワクチンを接種してもらい
たくさん、たくさん、ドックランで大人のワンコ達に
犬社会のルールを教えていただこうとおもいます
失礼のない犬づきあいができるようになれば
基本的に私は十分かと思います

もう、パピーパーティはいきません
愚痴になってしまいましたが
ちょっと苦い経験の「初パピーパーティ」でした

Ｋ2