毛衣一族の日記 犬とキャンカー等様々に


犬、アウトドア、旅行、キャンピングカー TOM200・・・
日々をきままに綴っていきます

クルーばあちゃんの腎臓との戦い

クルーばあちゃんは、アトピーです。
合わないフードだと、体のあちこちに膿を持った白ニキビがポツポツでます。
耳やつま先や口の周りがカイカイになります。
かゆくて、かゆくて、耳をバタバタ振るうちに、耳血腫になっちゃいました。


クルーばあちゃんは、アレルギーもあります。
合わないフードだと、胸やけを起こし、胃液を頻繁に吐くようになります。
ひどくなると、食べたものも吐くようになり、食べれなくなります。


いろんなフードを旅して、とうとう合うフードを見つけました!!
ピュリナのプロプランシリーズ、ストマック&センシティブです。
肉はサーモンの魚肉です。
これに変えたら、あちこちのカイカイは激減、ニキビはなくなり
胃液や食べた物を吐くことは、めったになくなりました。
めでたし、めでたし。

(K4にべったり甘えるクルーばあちゃん。
ソファーでこうやって甘えるのが、至福のひととき・・・)


これを見つけてから、いろいろ実験してみました。
同じフードだけだと、アレルギーになりやすいらしいので、
他の原料のフードをひとつふたつ見つけて、ローテーションしたかったのです。


で、わかったのが、豚肉がとくにダメらしい。
豚肉フードは、どのメーカーも、オヤツ類もダメ。
豚肉で手作りでフードを作ってもダメ。
風味づけに、豚のゆで汁をかけたものもダメ。


牛肉も豚ほどではありませんが、以下同文。
ラム(羊)もターキー(七面鳥)も似たような感じ・・・・・。


魚ならば・・・と、ホワイトフィッシュ(ナマズ)と明記してあるフードも
何種類か試したもののダメ・・・。


と、実験を繰り返しているうちに、クルーに異変が・・・・
背中を丸め、足取もよたよたに・・・
尻尾や尻尾の周りのお尻に触ると、悲鳴を上げます。
驚いて動物病院に駆け込むと、「ぎっくり腰」と診断。
前日、真鶴の磯で海水浴をしたのが原因だったかも・・・・とのこと。


数日後には治ったようにしていましたが、
それ以来、何とな~く様子がおかしい・・・


散歩で少し歩くとすぐ疲れて、悲しそうに歩き、とにかく元気がない、
何かと、飛び跳ねて喜ぶことがなくなった(我が家ではスキップと呼んでます)。
もう6歳をすぎたバーニーズ、年かな??って思いながら観察を継続。


すると、飲み水が異様なほど減ることに気付きました。
一日2リットルの給水機で2回なくなる・・・・
それに気付いたと同時に、すぐに血尿が出始めました。


こりゃ、腎臓だ!!!超マズい!!!
あわてて動物病院へ!!!


・・・・急性腎炎+膀胱炎でした。
若犬のころから膀胱炎を何度か繰り返していた、クルーばあちゃん。
腎臓も弱かったのか、膀胱のばい菌が腎臓に上がったものなのか・・・
2か月前のぎっくり腰は、ぎっくり腰ではなくすでに腎炎で、
ぎっくり腰に見えたのは、腎炎の激痛だったのではないかとのことでした。


腎臓の機能は失われると回復しません。
まだ慢性腎炎にまで至っていないので、腎炎を早く収め、
腎臓も弱いし、加齢とともにどうしても落ちてしまう腎機能を、
寿命がくるまでなるべく温存していく必要があると説明を受けました。


投薬治療のかいあって、クルーは危機をとりあえず脱出しました。


これからは食事の中のリンを減らし、
老廃物の出にくい良質なたんぱく質を取らなければなりません。


魚のフードは、リンの含有率が高いから本来はNG。
・・・・とはいっても、他のフードはアレルギーで制限があります。


試しに腎臓病の療養食を食べさせたところ、三日でひどい胸やけでダメ。
何種類か試しましたが、以下同文の状態でした。
仕方なく、療養食ではないけどリンの含有率の低いフードを探し、
アトピーより寿命、吐かなきゃいい、少しでも腎臓に良いものを・・・
と食べさせましたが、ひどいかゆみが出てしまい、結局ひどい耳血腫に。
(・・・・で「耳血腫との戦い」の件になりました。)


どうしたらいいのかと、動物病院の栄養士さんと途方に暮れてたら
その病院の受付のおばちゃんが
(このひと、年配のベテランで、看護師ではないけど、すごい人なんです)
「そんな時は、手作りよっ!! 手作りが一番なのよ、
だまされたと思ってやってみなさい!!面倒腐らずに!!!」
と、天啓ともいえる一言。


毎日の家事の時間も足りない毛衣家ですが、
クルーばあちゃんのために、家が荒れようが、食事を作ることに。


同じような症状のワンちゃんを持つ方のブログを見て、
食品成分表を検討し、手作り簡単の手抜き対腎臓食の完成。
レシピは一種類しかありませんが・・・・


リンはOKなのですが、他の栄養的に心配だったので、
リンは高いですがアレルギーのでない、実績のあるプロプラン半分
+低リンに絞った手作り食半分で、食事を開始しました。


食べ始めて1か月で、水の飲む量は通常に戻り、
3ヶ月で尿の成分はどうにか正常値の範囲に・・・


フードを半手作りにして、すでに10カ月を超えますがが、
アトピーも出なくなり、今のところ腎臓も問題がないようです。


加齢も進むので、このままの状態がずっと続くかはわかりませんが、
半年を過ぎたころからは、病気になる前のように元気にお散歩を楽しみ、
時に嬉しくてスキップしてしまう犬に戻ってくれました。
今の状態はかなり良いので、様子をみながら考えていこうと思います。

↑すべてが緩んでます・・・・・


どこかのCMではありませんが、体は食べたものでできているって痛感しました。


そろそろクルーばあちゃんのご飯が底をついてきたから
近日中に作らなきゃならないK2でした。

×

非ログインユーザーとして返信する