毛衣一族の日記 犬とキャンカー等様々に


犬、アウトドア、旅行、キャンピングカー TOM200・・・
日々をきままに綴っていきます

犬連れ旅行デビュー・2009夏

生後半年を迎えた頃のクルーは、20キロに成長。
人間の言葉を理解しようとがんばる健気なわんこになりました。
そんなクルーに家族はもうメロメロ・・・
「六番目の尻尾付き、四足の末娘」の位置に落ち着きました。


早速の問題は、間近に訪れる夏の旅行とトイレ問題です。
今日はその「初旅行から」の話です。


我が家の夏の一大イベントは「海」です。
毎年、伊豆半島の「磯」でシュノーケリングの旅が恒例となっています。
砂浜には行きません・・・お魚がいないから♪


しかし、犬連れでは今まで宿泊していた安宿には泊まれません。
職場の保養所は5千円で食事も付くけど犬はNG。
犬連れ可能な宿はエラい高い・・・。
臆病で神経質という一面を持つクルーはペットホテルには
かわいそうで預けることができない。

そこで、犬連れキャンプ計画が始まりました。
当時の愛車「MPV」の二列目・運転席後ろの座席を取り外し、
長座布団に防水カバーをかけて、床にじゅうたんを敷き、犬指定席を確保。
海犬はびしょびしょなので、座席にはシートカバーとしてテーブルクロス。
人間+1匹で7人が定員の車内はすでに一杯。


↑の写真でもお分かりのとおり、クルーは座席にいたがるので、
K4の足元に広がるクルースペースはあまり活用させていませんでしたが。


屋根の上にキャリアを乗せ、
衣装ケース2個に衣類と水着を入れ、
特大サイズのゲージを運転席側の屋根の上に。
助手席側にはルーフボックス、中身は海での遊び道具と犬用品。

3列目シートの後ろのわずかな荷室に、冷蔵庫とキャンプ用具。
車内も一杯、屋根にも一杯に荷物を積んだ、すごンい車になりました。


その年は南伊豆のオートキャンプ花沢に3泊。
今は老朽化で撤去されてしまったようですが、
当時はバスを改造したバンガロー、同様に改造した家族風呂があり、
とても楽しい旅でした。
この年の前にいったときは、まんまバスのバンガローでしたが、
犬を連れて行ったこの年は、バスの周りを壁で囲ってしまい、バスは見えず。
背景の黄色い建物の中にバスが入っています。
車の奥はこの棟利用者専用の広いバーベキューテラス(屋根付)です。

外泊初体験のクルーは、昼間こそ海で疲れてぐったり寝ていましたが
夜は外は怖いらしく、室内に入りたがるので、夜だけ入口の土間で就寝です。

入り口を抜けると、中はまんまバスですね。
この運転席に小さかった子供たちは大喜び。
前の年には運転手用のいすが残ってましたが、この年はなくなっていました。
写真のいすはゴミ箱です。
バスのキャンプ場は子供たちの強烈な思い出に残りました。


早朝5時前、朝のお散歩。
キャンプ場裏手の山道をクルーと散歩。
近くに民家のまったくない山奥なので、リードを外して散歩♪
ところが、山道の両側に並んでいたしいたけ栽培のホダ木の陰からイノシシ出現!!
あっという間に茂みに入ったのを追って、クルーも茂みへ!
!!!!!!!!!!!!!!!!


何度呼んでも叫んでも、返事がない
(もともと、家の外では吠えたことのない犬ですが・・・)


パニックになって、叫び続けても戻らないので
家族を呼ぼうとバンガローの方向へ走り出した瞬間、
茂みから嬉しそうにクルーが飛び出してきました。
目はランランと光り、シッポは超ブンブン!
・・・・・察するに、イノシシとの鬼ごっこ、相当、楽しかったらしい・・・・


いのししに突かれて、見つけられない山奥の茂みの中で
死んじゃうのかと心配したんだけどなぁ~


でも、なんで山道の左側の茂みに飛び込んだのに、
右側の茂みから飛び出してきたんだろうね・・・・


初日は雲見海水浴場。
初めての海は台風の余波で、波がやや高め。
クルーはドン引き、入ろうとしない。
ズルズルと引きずって無理やり海水浴です。
毛衣一家になったからには、バーニーズマウンテンドックあらため
ウォータードックになっていただかなければなりません。


二日目も波が高いため、キャンプ場のアドバイスで居浜の漁港で海水浴。
四方を岸壁が囲う浜は、波がまったくなく、犬は快適だったようです。
この漁港には、小さいシャワーがあり、犬の塩を落とすのにありがたかったです。


三日目はホームグランドの下田の磯へ。
ここは小さな湾になっていて、波も静か。
同じ磯に居合わせた、他のグループの方に了解をいただき、
リードフリーで海を満喫したクルー。


「帰るよ~」の掛け声がかかり、三人の子供が車に引き上げても
海に一匹で残り、「まだ泳ぎたい!」と主張。

  どうにか説得し、駐車場のある丘に戻始める→
  坂の途中の水道で塩を落とす→
  突然、海に猛ダッシュで坂道をリターン→
  海にドっブーン!→
  一匹で海に残る犬を再度、説得→
  最初に戻る
・・・・これは3セット繰り返されました。
海に居合わせた他のグループ、大うけです。


四日目は帰る日・・・。
西伊豆を回って泳ぎながらの帰宅でした。
写真は沼津に戻る途中の宇久須の海。
クルーは連日の大ハッスルでとうとうへばってしまい、
体を海で濡らすと、パラソルの下から一度も出てきませんでした。

お疲れすぎて、遠い目をしてます・・・・


この年から我が家の旅行は犬連れになります。
今では海の近くにドライブに行き、潮風を嗅ぎ取っただけで
「下ろせ~」「海で遊びたい~」と鼻を鳴らして大騒ぎする
海犬になってしまいました。


長くなりましたが、今日はここまで。
K2でした。








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